毎月いくら積み立てれば、将来どのくらいの資産になるのか。新NISAを始めようと考えたとき、多くの人が最初にぶつかるのがこの疑問ではないでしょうか。
制度の仕組みは調べればわかっても、「自分の場合はいくらになるのか」は、実際に計算してみないとイメージが湧きにくいものです。このページでは、毎月の積立額・積立期間・想定利回りを入力するだけで、将来の資産額を自動計算できるシミュレーターを用意しました。積立元本と運用益の内訳、通常の課税口座と比べた場合の節税効果まで、グラフで直感的に確認できます。
まずは、ご自身の条件を当てはめて試してみてください。
新NISA積立シミュレーター
詳細条件(ボーナス加算・既存の投資枠)
年次推移テーブルを表示
| 経過年 | 積立元本 | 評価額 |
|---|
新NISAの基本をおさらい
シミュレーション結果をより正確に読み解くために、新NISA制度の基本を簡単に確認しておきましょう。
新NISAは2024年からスタートした制度で、大きく分けて「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があります。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで投資でき、両方を併用すると年間最大360万円まで非課税で投資が可能です。
さらに、生涯を通じて投資できる上限額として「生涯投資枠」が1,800万円と定められています。この枠内であれば、運用で得た利益や配当に対して通常かかる約20.315%の税金が非課税になるのが、新NISA最大のメリットです。
また、非課税で保有できる期間に制限がなくなった点も、旧制度からの大きな変更点です。長期でじっくり資産形成をしたい人にとって、使いやすい制度になったと言えます。
シミュレーション結果の見方
ツールに条件を入力すると、次の3つの数値が表示されます。
最終評価額は、積み立てた元本と運用によって増えた分を合計した、将来の資産の見込み額です。積立元本は、単純に毎月の積立額を積み上げた合計で、運用による増減は含みません。運用益は、最終評価額から積立元本を差し引いた金額で、複利効果によってどれだけ資産が増えたかを表します。
グラフでは、この積立元本と運用益の内訳が年ごとの積み上げ棒グラフで表示されるため、運用期間が長くなるほど運用益の割合が大きくなっていく様子を視覚的に確認できます。これは複利効果の特徴で、早い時期に積み立てを始めるほど、同じ利回りでも最終的な資産額に大きな差が生まれる理由でもあります。
想定利回りはどう設定すればよいか
シミュレーションで最も悩みやすいのが「想定年利回り」の設定です。これは将来の運用成果を保証する数値ではなく、あくまで試算のための仮定値である点を理解した上で設定することが大切です。
一般的に、全世界株式や米国株式のインデックスファンドに長期投資した場合の実績として、年率5%前後を目安とするシミュレーションが多く見られます。ただし、これは過去の実績に基づく一つの参考値であり、将来も同じ成果が続くことを保証するものではありません。相場の変動によって、ある年は大きくプラスになり、別の年はマイナスになることも当然あります。
保守的に試算したい場合は3%程度、やや強気に試算したい場合は7%程度など、複数のパターンで試してみることで、資産形成のおおまかな幅を把握しやすくなります。
よくある質問
Q. 生涯投資枠を使い切ったらどうなりますか?
生涯投資枠(1,800万円)に到達すると、新規の非課税投資はできなくなります。ただし、保有している商品を売却すると、その分の枠は翌年以降に復活します。本シミュレーターでは、簡易的に「売却なし」を前提とし、上限に到達した年以降は積立を停止して運用のみ継続する想定で計算しています。
Q. 年間360万円の枠を超える金額を積み立てたい場合は?
新NISAの非課税枠を超える金額は、課税口座(特定口座・一般口座)での投資となります。本シミュレーターで年間投資額が上限を超えた場合は、その旨を警告表示していますので、実際の非課税枠の範囲を確認しながらご活用ください。
Q. ボーナス月の加算はどう計算されていますか?
年2回のボーナス加算額を月割りに換算し、毎月の積立額に均等に上乗せする簡易的な方法で計算しています。実際の運用ではボーナス月にまとめて投資するケースが多いため、厳密な金額とは若干の差が生じる場合があります。
まとめ
新NISAは非課税期間が無期限化され、年間投資枠も拡大したことで、長期の資産形成に活用しやすい制度になりました。とはいえ、実際にどれくらいの資産を築けるかは、積立額・期間・利回りという3つの条件によって大きく変わります。
一度の試算で終わらせず、積立額を増減させたり、想定利回りを変えたりしながら、複数のパターンでシミュレーションしてみることをおすすめします。ご自身の家計やライフプランに合った、無理のない積立額を見つける参考にしていただければ幸いです。
